任意整理がマッチするケースとは?この方法が選ばれる理由について説明

■債務整理にも種類がある、その中の任意整理とは?

債務整理とは借金に対して施されるもので、借金そのものを減らしたり、支払い期間の延長を申し出る手立てのことです。

一般的にはこの手の手続きを行う際、専門知識のある弁護士に依頼します。

そして弁護士が行う債務整理の手続きは主に3種類で、自己破産、個人再生、そして任意整理となります。

今回はこの中の任意整理について見ていきましょう。

この方法での債務整理がもたらすメリットや、どのようなケースでこの方法がチョイスされるのかをご紹介いたします。

任意整理とは?

簡単に述べるなら任意整理とは裁判所を通すことなく、弁護士と債権者のみの間で交渉がなされることです。

弁護士は借金そのものの減額や利息の減額、さらには返済期間の延長などを求めます。

交渉に際しては最小限の人数で行われることとなり、多くの人が関わったり、たくさんの手続きが必要となることはありません。

もちろん場合によっては手続きがややこしくなることもありますが、債務整理の中ではシンプルな部類に入ります。

多くの人に知られずに済む

上記でも述べたように、任意整理とは弁護士と債権者とが交渉する方法です。

例えるなら交通事故の際の示談のようなもので、債務者と債権者との間で問題が解決されるというものです。

弁護士の助けを求めることになるものの、裁判所を介さないためにたくさんの人に借金に関する情報が知られることはありません。

そのため会社に与える影響を考慮し、債務整理を行う際に任意整理をチョイスする人がいます。

費用の軽減や取り立ての中止

任意整理は裁判所を利用せずに問題を解決する方法です。

そのため裁判にかかる費用は必要ありません。

これは債務整理にかかる費用の削減につながります。

また返済期間を延長してもらえるなら、月々の返済額が軽減されることになります。

これまでに毎月決められた額のお金を用意することができず、業者からの取り立てが続いていたかもしれません。

しかし返済期間が延び、毎月の返済額が減ればこのような状況を回避することができます。

任意整理のメリットを考慮すべき

これまで見てきたように、債務整理の任意整理には様々なメリットが存在します。

借金に関する情報の拡大を最小限に留めることができたり、費用の削減にもつながります。

しかしこの方法は弁護士と債権者の間で交渉がなされるために、債権者が交渉に応じない場合は別の方法で債務整理を進める必要があります。

そのため任意整理だけを念頭に置いて債務整理を行うのではなく、この方法で改善が見られなかったときのことも考慮する必要があります。

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